ヴァイオリン体験を通して
みなさん、こんにちは。地域おこし協力隊(芸術文化活動コーディネーター)でヴァイオリニストの片山さやかです。私が地域おこし協力隊として音更に着任してから、今年で3年目になります。
保育園や小学校での訪問演奏、町主催のイベントなどでこれまでにたくさんの子どもたちと関わることができました。特に、ヴァイオリンに直接触れてもらう楽器体験の取り組みでは、子どもたちとの距離が一気に近づく感覚がありました。楽器の構造の説明や弦楽器特有の演奏方法を紹介したときの反応、実際に初めて子どもたちが自分でヴァイオリンの音を鳴らせた時の反応は、どれも私にとって新鮮でした。
ついさっきまで走り回っていた2歳の男の子が、初めて触ったヴァイオリンの音の鳴らし方が分かった途端、その場から離れなくなり、ずっとヴァイオリンを弾いている様子にお母様が驚かれている場面もありました。子どもが何かに夢中になる姿ってどうしてあんなにも愛おしいのでしょうね。それを見守る親御さんの表情に愛を感じ、さらに心が温まります。
これからもヴァイオリンを通して子どもたちと関わり続けることができたらと思います。交流できた子どもたちにとっての何か良い刺激になれたら、そしてそれが親御さんにとっての良い時間になれば、みんなが幸せですね。そんな取組みを目指していきたいです。
音更町地域おこし協力隊(芸術文化活動コーディネーター)
ヴァイオリニスト 片山さやか