母の想い
みなさん、こんにちは。音更町地域おこし協力隊員(芸術文化活動コーディネーター)の片山さやかです。
今回は、前回の続きのお話をしたいと思います。
私は赤ちゃんの時、予定よりも2か月も早く産まれた、体重1529gの未熟児でした。
私が産まれた時に、母は病院の先生から「この子は右脳が他の人よりも小さいかもしれない」と言われたらしく、とても心配したそうです。
それで「もし何か楽器をさせるとしたら、左手をたくさん使うヴァイオリンをさせたいな」とぼんやりと思ってくれていたみたいです。
叔母がピアノの先生をしていたこともあって、生まれた時から音楽には触れていました。
私の姉は叔母の影響でピアノを習い、私も姉の真似をしてピアノも習っていましたが、私はピアノよりもヴァイオリンに夢中になりました。
母が私にヴァイオリンをさせたいと思っていたことは全く知らずに、私は自らヴァイオリンに惹かれ、父にヴァイオリンを習いたいとお願いをして始めたわけで、それは何か運命的なものを感じます。
これほど夢中になれることに出会えたこと、未熟児でもすくすく元気に育ったこと、両親には感謝の気持ちでいっぱいです。
ちなみに私が産まれた時に「未熟児で産まれた子は生命力が強いんだよ!」と病院の先生に言われたそうで、1歳半健診の時には男の子の平均値まで大きく成長していたそうです。
おかげさまで、30代になった今でも生命力の強さを感じながら元気にヴァイオリンを弾いています!
どこかでみなさんにヴァイオリンの演奏を聴いてもらえる日が来ると嬉しいです。
音更町地域おこし協力隊員(芸術文化活動コーディネーター)
ヴァイオリニスト 片山さやか