7年6か月
7年6か月
この数字を聞いて何を想像するでしょうか?
「母親がわが子と生涯で一緒に過ごす実質の時間」だそうです。
父親になるとさらに短く、約3年4ヶ月。毎日大変お世話になっているNHKのとある番組で特集されていました。ぼーっと生きている場合ではなさそうです。
子どもを妊娠したのはコロナ感染症が猛威を振るっている真っ只中でした。
日常生活、仕事、妊婦健診など様々な場面で規制も多く大変なことも多かったですが、「出産」という小さなゴールが、真っ暗な日常の小さな光になっていました。
産後、私は少し長く育休を取得し、子どもがすくすくと成長していく過程を見守ることができて毎日がとても楽しいです。
最近の子どもは「自分でなんでもやりたい!」が爆発し、自分でコップを持っての中の牛乳を全部こぼしたり、大雨の中、水たまりを見つけては飛び込んで行ったりと、私にとって毎日が刺激的です。
今見ている子どもの姿が人生で1番幼い日で、もうこの瞬間の子どもには会えないのだなと思うと成長を喜ぶ半面、少し寂しくなります。
子どもは、私の中の「かわいい記録」を毎日更新しながら成長しています。家族にはよく「よくずっとかわいいばかり言っていられるね」などと言われますが、宇宙一かわいい子どもなので仕方がありません。完璧な親バカです。
気持ちに余裕がないと、そうは思えない時もあるので私は周りに本当に助けてもらいながら、余裕をもって育児ができているのだと思います。
一緒に育児をしてくれる夫や家族に恵まれていること、支援センターやサロンの先生、ボランティアの方々、顔見知りになったお母さん方と育児や日々の事をおしゃべりする時間が、心に余裕を持たせてくれます。本当に感謝です。
頼れるものは頼って、手を抜いていいことは全力で手を抜いて良い。そう思って日々を過ごしています。子どもと過ごせる時間はものすごく短いです。
7年6か月の内、育休期間中のこの数年がかけがえのない時間になりました。これからも残り少ない子どもとの貴重な時間を大切に、毎日を過ごしていきたいと思います。
1歳児の母より