子どもとのかかわり方 ワンポイント2

せっかく遊びの相手をしているのに、喜ばない

「あやしかたがわからない」のと同様、おすわりができるころになると、
今度は、「遊ばせ方がわからない」「どんな遊びをすれば子どもが喜ぶのかわからない」 など、遊びに関して困ったり悩んだりする声も出てきます。

「遊ばせ方」や「おもちゃの遊び方」と言った育児書も多数あります、それだけ「子どもの遊び方」に困っている親が少なくないということでしょう。
中には「遊んでいても楽しくない」「別にやりたいことがあるのに相手をするのが苦痛」「めんどう」と感じる事もあるでしょう。

「遊ばせなければいけない」と、「義務」や「仕事」のように考えて子どもと向き合うと、確かに楽しくはありません。

母親だけでなく、父親からも同様の悩みが聞かれます。
家事で手が離せない妻から「ちょっと相手をしていて」と言われても、何をすればいいかわからない。挙句子どもが泣き出してしまう、、、、

最初から上手に子どもの相手ができる父親もいますが、大多数の父親はこうした状態のようです。せっかく相手をしているのに喜んでもらえない。
そのためについつい子どもの相手から腰が引けてしまうこともあります。遊びは父親にとっても頭痛の種のようです。

遊びのとらえ方をかえよう

まず、「遊ばせなくては」という義務感を捨てて、子どもの様子を見守りましょう。
赤ちゃんにとっては、何かをじっと見つめることも、手で触ったりなめたりすることも遊びです。遊ぶことは好奇心の原点であり、赤ちゃんの生活は、寝る以外はみんな遊びと言えるかもしれません。

赤ちゃんの遊びには、目的や理由はありません。
ただおもしろい、気持ちがいい、楽しい、と言う事です。それをやりながら、いろいろな体験を積み重ね、知恵もついていくものです。
家の中に吊るしたカラフルな洗濯物に声を立てて笑う子もいますし、お米を研ぐ音を喜ぶ赤ちゃんもいます。そうした赤ちゃんの世界を親自身も楽しんでみましょう。

音更子育て支援センター

子育てコラム一覧