余計なことをしながら成長するこどもたち
秋も深まり、朝晩は冷え込むようになり、冬がくるのもあと少しと、感じるようになってきました。
現在、5歳と1歳の娘2人の子育て真っ最中です。最近、子育てをしながら感じる事・・・・
我が子のいたずらに「もう、余計なことをして!」とつい口ずさんでしまうことがあります。朝の忙しい時間に限って、イヤイヤ。食器を洗わなきゃいけないのに「抱っこして~」。もう出なきゃいけない時間なのに片づけたおもちゃをひっくり返す、「この服じゃない!」と駄々をこね、反抗する。そんな時決まってでてくるのが「早くしなさい」「余計なことばっかり!」という言葉。
保護者の皆様も、このような場面を経験したことが何度かあるのではないでしょうか。
親の思うようにはなかなか動いてくれない子ども。こちらの言うとおりに行動してくれたらどんなに楽でストレスがたまらないか・・・毎日思います。でも、なんでも言うことを聞いてくれたとしたら、大きくなった時に、指示がなければ動けない子になっていくと言われています。
いたずらをする0~1歳の子どもたち。
イヤイヤをする1~2歳の子どもたち。
自分で!と自己主張をする2~3歳の子どもたち。
言葉巧みに反抗する4~5歳の子どもたち。
どの年齢も、成長の中であたりまえに出てくる姿。それでも毎日一緒にいるからこそ、「もう!そんなことして!」と思いますよね。それはちゃんと関わっている証拠です。
ちょっと辛くなった時、「大きくなったら私たちを助けてくれるかな?」「わがまま言った分、周りに優しくしてくれるかな?」など、ちょっと先の子どもの大きくなった姿を想像します。すると、「これも必要な姿か!」となんだか思え、ちょっとだけ楽になります。
毎日私たち保育士に笑った表情、怒った表情、遊ぼう!と元気に走ってくる姿、全力でぶつかって来てくれる保育園の子どもたち。そんな子どもたちの一日一日の姿を大切に、未来の子どもたちの姿を楽しみにしながら、これからも保育をできる喜びを感じていきたと思います。
子育て支援センターすずらん 主任保育士