生まれたときから自己表現は始まっている

赤ちゃんが発する意味が含まれない声を“喃語”(なんご)といいますが、機嫌が良い時に声を出すようになります。語りかけることによって、言葉が育まれていきます。

言葉の発達は、耳に入ってきた言葉を模倣することから始まります。赤ちゃんへの語りかけは心を通わせ、それによって“愛着”を形成する・言葉の理解を促すきっかけとなります。

~言葉の発達につながる語りかけ~

赤ちゃんの声をまねしてみる

「アー」「ウー」

保護者の口の動きをじっと見つめ、それに反応するように声を返す

保護者が自分の思いを言葉にする

「あー、晴れて気持ちがいい」

日ごろから保護者の言葉を耳にすることで、言葉への関心が広がる

赤ちゃんの気持ちを言葉にする

「おいしいね~」

気持ちをわかってもらえることで安心感を覚え、伝えたいという気持ちが育つ

赤ちゃんが見ているものを言葉にする

「ワンワンよ、大きいワンワン」

言語化することによって、ものと音声が徐々に結びついていく

~お世話をしながらの語りかけが言葉の発達の基礎になる~

語りかけは、授乳中やおむつ交換などに積極的に行いましょう。毎日お世話をするわけですから、かける言葉は同じような言葉になっても、繰り返し語りかけることが大切です。

赤ちゃんの気持ちを上手に受け止め、それを言葉に表す語りかけは、赤ちゃんを安心させるとともに、赤ちゃんの“伝えたい”という気持ちを育て、次の言葉の発達につながります。

赤ちゃんの体に触れながらやり取りを楽しんで、コミュニケーション力を育てましょう。

By「きの」子育て支援センター

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